「子どもに英語のすばらしさを伝えたい」と思っているパパママに、ぜひぜひヤングアメリカンズをおすすめしたいと思います。
ヤングアメリカンズは、アメリカ発祥、若者中心の音楽と教育の活動で、日本でも企業や地域が誘致し、関東を中心に広まってきているNPO活動の一つです。
今回の記事では、ヤングアメリカンズの魅力やショーを見るための方法を詳しくご紹介します。
また、ヤングアメリカンズにはアウトリーチというプログラムにがあり、それに参加すると子ども(小学生以上、高校生まで)がヤングアメリカンズのメンバーと一緒にショーを作り上げることができます。
アウトリーチプログラムについては、別で記事にしますので、こうご期待!
※大人向けのアウトリーチプログラムもあります!
この記事は、こんな人におすすめ
- ヤングアメリカンズって気になるけど、どんな団体か知りたい人
- ヤングアメリカンズを見に行く方法を知りたい人
- アウトリーチに子どもを参加させたいけど、
そもそもヤングアメリカンズって何なのか知りたい人
ヤングアメリカンズは、若者が中心の音楽活動を行うNPO
「若者の素晴らしさを音楽によって社会に伝えよう」と設立された非営利活動団体。
音楽公演と教育が活動の二本柱、17~25 歳の若者たち、約300名で構成されています。
(ヤングアメリカンズ公式ウェブサイトより)
ヤングアメリカンズはアメリカで初のショークワイヤと言われており、アメリカ南カリフォルニアに本部を置いています。
ヤングアメリカンズの活動は、若者による音楽公演と教育を二本柱。
若者のパワーで世界を勇気づけるためワールドツアーを行い、世界各地で歌とダンスのパフォーマンスを行っているんです。
ヤングアメリカンズの歴史は意外に長い!
ヤングアメリカンズは、1962年にミルトン.C.アンダーソンによって設立されました。
当時のアメリカはベトナム戦争反対を主張する若者とそれに理解を示さない大人とが対立しており、若者はメディアからバッシングを受けていました。
ミルトン氏は高校の音楽教師をしていましたが、音楽を通じてアメリカの若者のありのままの姿を世界に伝えようと考え、ヤングアメリカンズを設立したのです。
1967年にはドキュメンタリー映画を製作、翌年にはアカデミー賞を受賞。
1970年代には全国ツアーを廻ったり、テレビへもさかんに出演、アメリカ合衆国建国200年記念祭でもパフォーマンスを行いました。
1992年には、学校での音楽活動の重要性を示すため、アウトリーチプログラムを構成、世界各国を訪問し活動を開始し、アメリカの数え方で小学校4年生から12年生までの生徒に3日間のワークショップを行いました。
現在もその活動は続いており、アメリカ国内だけではなく、イギリス、アイルランド、ドイツ、オランダ、スウェーデン、ポーランド、ロシア、スイス、スペイン、ジブラルタル、ウクライナ、日本、オーストラリア、ラトビアでもワークショップを行っています。
ヤングアメリカンズのメンバーになる方法は?アメリカ人だけなの?
ヤングアメリカンズに入団し、キャストとして活動するためには、厳しいオーディションに勝ち残らなければいけません。
オーディションは、ヤングアメリカンズのウェブサイトから必要書類をダウンロードし記入、提出すれば、各地でワークショップの後に受けることができます。
詳しくはヤングアメリカンズの公式ウェブサイト(英語版)をご覧ください。
オーディションには毎年4000人ほどの若者が挑戦してきますが、実際に入団できるのは100人程度という厳しいもの。
そして、オーディションに残ったのちも、膨大な歌、ダンスを習得するためのレッスンや心理学や教授法などを学ぶ研修期間がもうけられています。
現在の構成メンバーはアメリカ本国からだけではなく、カナダやオーストラリア、なんと日本から参加している人もいるんです!
歌やダンスを学ぶためのヤングアメリカンズ大学がある!?
2011年に本部のある南カリフォルニアにThe Young Americans College of the Performing Arts(YAカレッジ)という大学が設立されました。
オーディションに受かった若者は、ニューキッズ(New Kids, NK)と呼ばれる研修生となりルームシェアをしながら、授業や公演、宿題に追われた忙しい研修生活を送ります。
2019年の入学者からは海外からの学生も準学士号を取得できるようになり、さらに世界に開かれ、よりパフォーマンスが向上したヤングアメリカンズが期待できるようになりました。
ヤングアメリカンズのショーの見どころはこれ!!
ヤングアメリカンズのショーの魅力は、なんと言ってもその歌とダンスの迫力!
通常のショーは、
第1部 ヤングアメリカンズのみのショー
第2部 ヤングアメリカンズと子どもたちのショー
という構成になっています。
第1部のヤングアメリカンズのみのショーはただただ圧巻で、オーディションや厳しい練習を乗り越えたヤングアメリカンズのメンバーが織りなすステージは鳥肌もの!
2時間近いショーにもかかわらず、若者らしくスピーディでエネルギーにあふれる舞台なので、見ている観客は全く飽きないどころか、引き込まれてしまします。
また、日本各地でアウトリーチというワークショップを行いながらショーをするので、地方では小さなホールでショーを行うことも多く、キャストとの距離が近いというのも感動するポイント。
第2部はアウトリーチで頑張った子どもたちがヤングアメリカンズのメンバーと共演し、3日間の練習の成果を披露してくれます。
子どもたちも3日間で作り上げたとは思えないまとまり感を見せてくれ、ヤングアメリカンズを信頼している様子がよく伝わってきます。
出演している子どもたちの中には、ダンスを習っていたり舞台慣れしている子もいますが、英語の発音が特別うまいわけでもないし、本当にフツーの子どもも多く出演します。
そんな、どこにでもいる子どもがソロで登場する姿には、内心ドキドキ応援すると同時に、感動してしまいます。
どこで公演しているの?日本では大都市だけ?
日本では、「じぶん未来クラブ」が教育の目的で運営しているので、ヤングアメリカンズの活動地域は大都市だけにはとどまりません。
地方都市でもサポーターと呼ばれる地域ボランティアから声が上がり、積極的にヤングアメリカンズを呼び込み、リーチアウトやショーを行っています。
2019年は3グループがツアーに来日、日本国内だけで30か所以上もの公演を行います。
また、2011年の東日本大震災後から東北プロジェクトという特別プログラムが組まれ、東北地方の公立の小中学校を訪問、2019年現在でも続いています。
また、ツアーの最後には、トリビュートと称しキャスト全員による2部構成のショーを披露、総勢80名ものキャストが総出演するトリビュートは大迫力です。
ヤングアメリカンズのショーを見る方法!まずは会員登録!
ヤングアメリカンズのショーチケットを購入する場合は必ず専用サイトでの会員登録が必要です。
子どもがアウトリーチに参加する場合も参加しない場合も、まずは公式ウェブサイトからの会員登録を行います。
ヤングアメリカンズのチケットの購入方法
まずはヤングアメリカンズの公式ウェブサイトへ!
下の画像のように、上部にあるツアースケジュールをクリックすると、その年のツアーのリンクができてます。
この画像だと2019年の夏と秋のツアーのリンクがあるので、希望する方をクリックします。
今回は、夏をクリックすると、こんな画面に。
お申込みリンクをクリックし、下にスクロールすると空メールを送るように書かれています。
この宛先に空メールを送ると、ヤングアメリカンズ事務局から基本情報を登録するためのURLが届くのでリンクをクリック、自分の基本情報を登録します。
メールには、「アウトリーチプログラムへの応募ありがとうございます。」とありますが、アウトリーチプログラムに参加せず、ショー観覧のためにチケット購入の場合も基本情報の登録が必要です。
基本情報の登録が完了したらログインすると、各申込のページが出てきます。
その中から、「ショーチケット申し込みを選択」、その後、参加したい場所をクリックします。
チケットの枚数、支払いのコンビニを選択したら、確認事項を読み、注文を確定します。
- ショーチケットの値段は1枚1,000円(税込)+手数料100円
(チケットは複数枚でも、手数料は100円のままです) - 小さい子供の膝上観覧は無料
- アウトリーチに関係のない人でもチケットを買ってショーを見に来てOK
- アウトリーチに参加する人はチケット不要
- アウトリーチに参加する人1人につき観覧車用チケット1枚プレゼント
当日券がある開催地もあるようですが、どの地域も人気がありますので早めの購入をおすすめします。
わたしがボランティアとしてお手伝いをしたりショーを見に行ったのは地方都市でしたが、ショー前日に売り出された当日券は、当日には完売になっていました。
子どもが年長の年に、一度ショーを見に行っておこう!
ヤングアメリカンズのアウトリーチに参加できるのは日本では小学一年生から高校生までですが、子どもがまだ小さく、でもアウトリーチへ参加させてみたいなぁと思っている方もいると思います。
そんなパパやママは、年長の年に子どもとショーを見ておくことをおすすめします。
2時間のショーを飽きずに最後まで見られるか心配かもしれませんが、ダンスや歌が次から次へと始まってきますので、年長くらいになれば未就学児でもワクワクしながら見ていられる子も多いと思います。
また、1部と2部の間に15分ほど休憩が入り気分転換になりますし、本当に飽きてしまったら出入り自由なので、いったん会場ホールから出てリフレッシュして再度席に戻るという方法もアリです。
また、実際のショーを見たら、親として「子どもに来年ステージに立ってもらいたい!」と思ったり「うちの子には難しいかも」と次の年に参加することに対して、色々思ったりするかもしれません。
けれども、幼い子供と一緒にヤングアメリカンズのステージの感動を味わえるのはとてもいい機会ですので、一度は足を運んでみてはいかがでしょうか。
実際見に行けば「来年はステージで一緒に歌ってみる?」と子どもに言いやすいですし、イヤがっていても、来年まで時間がありますので本人ももしかしたら「やってみようかな」と思うかもしれませんね。
ヤングアメリカンズの魅力【まとめ】
本場アメリカでつちかった大迫力の歌とダンスが見られるヤングアメリカンズのステージは、ぜひ皆さん一度見に行ってもらいたいです。
わたしは、2018年にボランティアとして参加、2019年は第三子がまだ幼かったので家族でショーのみ見に行きました。
特に2019年にショーを見に行った当時のわたしは、子育てに追われていて本当に疲れていました。
そんな中、久々にヤングアメリカンズのショーを見て、メンバーだけでなく子どもたちの若いエネルギーや想いがビシビシ伝わってきて、すごく元気をもらえたのをよく覚えています。
ぜひ皆さんにもこの感動を味わってください。
きっと未来への活力になると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。